孤独

娘と3人家族の同性カップルです!
2015年12月25日に交際が始まり、2018年4月14日に結婚式を挙げ、2022年2月1日にパートナーシップを届出、2023年3月13日に養子縁組し、2023年6月に娘が誕生しました。
いろんな形の家族がある中のひとつの形として、知っていただければ幸いです。

愛に無関心だった時代~偽証の愛情~

はいさーい!はーたんです!(^-^)/



今日は高校生の頃のはーたんと家族のおはなしです。




ゲイを隠し孤独な高校生活を送っていたはーたんですが、家族とはそれなりに上手くやっておりました。




ある夕食後に、母とトランスジェンダーのシンガーソングライターを取り上げた番組を観てました。はーたんは、そのときに自分みたいに辛い人はたくさんいるだなと気づかされましたが、母の発言でそんな一筋の希望も打ち砕かれました。



番組はトランスジェンダーの女性の半生を取り上げて、とても感動的で勇気付けられるものでしたが、母より『でも、これ(トランスジェンダー)って病気でしょ?気持ち悪いわ。理解できないわね』と言われ、はーたんの感動の涙は悲しみの涙に変わりました。




きっと母にカミングアウトしても同じように言われるんだろうな。と思いました。





母はとても世話好きで、親戚の片親しかいない子どもを預かっては一定期間面倒をみてました。多いときでは、家に4、5人の子どもがいたこともありました。





はーたんも最初は良かったんですが、テスト前やバイトで疲れて帰っても、家で子どもにギャーギャー騒がれてストレスが溜まり、母と喧嘩したことがありました。





母にテスト前だから静かにしてほしいと伝えても『母親に置いていかれて子どもたちだってかわいそうでしょ!なんで、分からないの?ほんとに冷たい子ね。』と言われたことがありました。





そのとき、腹の底からじわじわと黒い何かが沸いてきそうでした。www






トランスジェンダーやゲイを病気と決めつけ、差別する一方で、親に置き去りにされた子どもを健気に世話をして保護する。






このとき、はーたんに対する母親の愛情は偽物だと決めつけました。






家族ってなんだろう?自分はなんでこの人たちのところに生まれてきたんだろう。生まれてこない選択はできなかったのかな。


と、ふつふつと考えて涙していました。





そのとき、おばぁの言葉を思い出しました。
昔に聞いたおばぁの声が蘇りました。






『人はね、幸せになるために生まれてくるだよ。』








おばぁ、はーたんは不幸だよ。人を好きになれないし、母親とは喧嘩するし。






誰にもこの辛さが分かってもらえない。。。





ならば、自分は透明人間になればいいと考えました。




そこから、あまり母親とも父親とも話さなくなりました。家では自室以外で過ごさなくなりました。





しかし、ある冬の日曜日に透明人間ではいられない出来事がおこりました。




いつも通り、自室で過ごしていると小声ではーたんの名前を呼ぶ声が聞こえました。



それは父の声でした。母はそのとき仕事で留守でした。




最初は父がふざけて呼んでいると思い無視してましたが、ずっと呼び続けており




『はーたん・・・苦しい・・・』と聞こえました。




急いで、父の呼ぶ声を辿ると呼吸困難で悶える父の姿がありました。




『救急車よんでくれ・・・苦しい』と捻り出すような声で父は言いました。







すぐに救急車を呼び病院に搬送されました。



父は持病の喘息が悪化し吸入薬も切れており呼吸困難に陥ったそうです。




はーたんも戸惑いながら救急車に乗車して、自分がもっと父の様子をみていたらこんな事態にならなかったのに。と自分を呪いました。



病院で酸素投与と点滴をしてもらい父は回復しましたが、一週間程度入院しました。




状態が落ち着いた父から『ありがとう。本当に助かったよ。』と言われました。




母にも直ぐに電話して仕事を切り上げ、病院に来てもらいました。



母からも『ありがとう。あんたのおかげだよ。今までごめんね。はーたんの気持ちを無視していたね。』と母から謝罪されました。




それから、はーたんは透明人間になることはやめました。たくさん家族と会話するようになりました。



『人は幸せになるために生まれてくる』と言うおばぁの言葉は、幸せになるためにはたくさんの試練や辛いことを耐え抜かなきゃいけないってことも含まれていると学んだ出来事でした。。。





それでも恋愛はまだまだ封印しており愛とは何かまだ知らなかったのでした。







あの日が来るまでは・・・







つづく・・・・・・・・



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愛に無関心だった時代 ~孤独のはじまり~

はいさーい!はーたんです!(^-^)/


めっきり寒くなりましたね




今日は職場の先輩と恋ばなをしていたときに思い出したことがありました。




先輩から『あたしも、高校生くらいに戻って恋してキュンキュンしたいわー』と言っておりました。





高校生のときは誰しも恋をしたり青春を謳歌するときですよね。




しかし、はーたんは自分がゲイであることをバレたくなくてずっと家族や友人に隠していました。





自分は誰も愛することもできない、愛してももらえない。好きになっても実らない恋。ずっと脳内恋愛だけしてました。




ゲイの自分が人を好きになることが犯罪かのように思っていました。



高校生のはーたんにとって、恋愛は青春と言うよりは悲しみでした。





とは言うものの、はーたんも心の中には恋い焦がれていた同じ部活の男子の先輩がいました。いつも優しく爽やかな先輩でした





しかし、その先輩は部活のマドンナ的先輩とお付き合いしていたのです




部活終わりに二人が手を繋いで帰っている姿を目撃してしまい、すごくショックで、初めて心が砕けた音を聞きましたwww(勝手に失恋しただけですが)





それから、はーたんは恋愛を封印し愛に無関心になりました。



そして、先輩を見ているのも辛くなり部活も退部しました





それからは、一心不乱に勉学とバイトに励むようになりました。




はーたんは、一人で生きていくことを決意しました。


自分は一生一人で生きていかなくちゃ。


誰も頼れない。もう誰も信じない。




そのときは、別に悲しいとか辛いとかは思わなかったです。逆に人を好きになって勝手に傷つく方が嫌でした。




先のことが分かってしまう、つまらない恋なんかもうしたくない。



それでも、一部の人からオカマちゃんとかバカにされたり、笑われたりしていました。



今では分かりませんが、当時はバカにされた相手より惨めな自分を責めてました。



ゲイである自分がいけないんだ。オカマみたいな女々しい自分がいけないだと。




それでも、ずっとおばぁから言われていた






『人は生まれてきたのには意味がある。』





って言葉を信じてました。






学校の生活では本当に孤独だったわけでなく、圧倒的に女子の友だちが多くその中で楽しく過ごしていました。





それでも、楽しい学校生活の裏には心に穴が空いたような虚しい気持ちが流れていました。





つづく・・・・・・・・


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