こんにちは!たかです!
今日ご紹介するのは、大好きな村上龍さんのSF小説、五分後の世界です!
あらすじは
主人公の小田桐が、五分ずれもう1つの日本に迷いこんでしまうところから物語が始まります。その世界では、第二次世界大戦で日本は降伏せず7つの原子爆弾を投下され米国、中国、イギリス、ロシアに分割統治されるも、地下に潜り民族の誇りを守るためゲリラ戦を展開し戦い続けていました。小田桐は戦闘に巻き込まれるも、旧日本軍が母体の組織アンダーグラウンドの中枢にいる人物と会うことになり・・・というものです。
以前ご紹介した、愛と幻想のファシズムもですが、村上龍さんの社会の空気に真っ向から抗う世界観がほんとにたまりません!
与えられた平和に意味はあるのか?
ただ、生きていればいいのか?
そんなことを問いかけてくる小説です。
ラストの小田桐の選択もつい納得してしまうでしょう。
ぜひご一読あれ!