はいさい!はーたんです!
最近、梨を夕食後に食べることが多くなりました。
今は品種改良されて梨も20世紀、豊水、幸水、あきづきなどたくさん種類が増えましたね。
僕は、梨を食べると母の昔の話を思い出します。
母がまだ中学生だったとき、沖縄の離島で梨はあまり手に入らなかったそうです。
ある日、町の商店に二十世紀と書かれた果物を見て『なんの果物だろう?』と思い、一生懸命に畑仕事を手伝いお小遣いを貯めて二十世紀の梨を買いました。
初めて二十世紀梨を食べて、『とっても瑞々しくてシャリシャリした食感で甘くて美味しい。』と感動したそうです。
梨を食べる度に母はこのエピソードを話してきます。www
今の日本は豊食となり、食べ物が溢れてる世の中になりました。
きっと中学生の母みたいに梨を食べて感動することは難しい時代だと思いますが、食べ物に感謝したり、粗末に扱わないってことが昔に比べて希薄になって来ていると思います。
昔、僕の兄が一時期、学校で上手くいかなくなり家出して帰って来なくても、母は毎日、兄の分の夕飯を作って待ってました。
母は『お兄ちゃんが帰ってきて、お腹空かせていたら可愛そうだから。』と言ってました。
兄が帰って来なくて、余った夕飯は翌日、母のお昼のお弁当になります。
正直、兄のために作った夕飯を翌日、母がお弁当箱に詰めている姿がとても寂しそうで見ていられませんでした。
僕は、ある日何の気なしに帰宅してきた兄に伝えました。
母がどんな気持ちであんたの帰りを毎日待っていたか、学校に連絡をしたり、問題を起こせば謝りにいったり。
仕事のときは、朝は5時に家を出て遅くまで働いてたり。
それでも、お兄ちゃんのことが心配だから毎日夕飯は作って待ってたり。
お兄ちゃんがお腹空かせていたら可愛そうだからって毎日、毎日、ご飯を作っていたんだよ。 その気持ちが分かる?
兄は涙目になってましたが、『うるせー!』と言い、僕を一発殴りました。
痛みは感じませんでした。母の気持ちを考えるとそっちの方が辛かったと思います。
その後、兄は改心して母に謝罪をしました。今では自衛官として働いています。
今でも僕と兄の関係は複雑ですwww兄はあまりゲイである僕を受け入れられないみたいです。笑
母の中にも僕の中にも、母の母である沖縄のおばぁの言葉が今でも心に生きてます。
『家族がいるなら1人でいないこと、1番大切なのは、お腹を空かせないこと。』これは、おばぁによく言われた言葉です。
最初の梨の話からかなり脱線しましたが、梨を食べるときはこの話を思い出してみてください!笑
それでは

















