はいさい!はーたんです。




寝る前に同僚からふと言われたことが心に引っ掛かりました。



僕は、職場にはゲイであることをカミングアウトしてます。






職場の同僚にある日『別にゲイでもいいじゃん。ぶっちゃけ、働いててそんなに辛いことないでしょ?』と会話の流れで言われたことがありました。



辛いと言うか生きづらさを感じることがあるのは否めません。昔、職場でカミングアウトしたときや以前、ゲイカップルとしてTV番組に出演したときに、上司から『正直、TV番組にゲイとして出てほしくなかった。患者さんの中には同性愛を嫌う人もいるし、病院側としてあなたを守ることはできない。』と言われました。



ゲイを嫌うヒトは世の中にたくさんいるし、病院側に迷惑をかけることはできないと思いました。上司には『病院側が迷惑と思うならいつでも辞める覚悟はあるので言ってください。』と告げました。





カミングアウトした僕は自分を圧し殺してまで病院で働こうとは思いませんでした。




信頼してる先輩にこの話をしたら、『たしかに、同性愛を否定するヒトはいるけど入院する患者さんで、いちいち看護師が同性愛者かって確認するかな?それより、どれだけ信頼できるナースか、とか担当してくれるナースは不安に寄り添ってくれる人かなって考える方が多いんじゃない?

ストレートか?ゲイか?で判断するよりも仕事に誠実か?不誠実か?って方が私は大事だと思うな。』と言われました。



先輩の言葉は、僕の心に鈍い痛みを与えました。



ゲイの僕は昔から心の根幹に『自己否定 』がいつからか植え付けられていたと思います。


両親からは『もっと、たくましくなりなさい。』と自分を否定されたり・・・


一部のクラスメートからはオカマとバカにされたり・・・



好きになるのは男子だから叶わない恋、口に出してはいけない恋・・・


だから、僕は幸せにはなれない・・・



と思うようになりました。学生時代に看護科の先生から『いつも自己評価が低くいんだけど、もっと自信を持っていいのよ。コメントにも反省点ばかりではなく頑張ったこととかを書いてほしいわ。』と言われたことがありました。




僕はその先生に『どうしたら自信って持てますか?いくら勉強しても、実技の練習をしても不安です。自分が看護師になっても大丈夫なのかって。』と泣きながら相談したことがありました。




先生は『自分に自信を持てないのは、どこかで自分を嫌いになってるからよ。ちがう?その嫌いな部分を受け入れたら自信に繋がると思うわ。ナースは人の命に携わる仕事よ。傲慢な人には決して務まる仕事じゃないわ。常に不安と緊張がついてまわるの。自信をもつことと、自意識過剰は違うわ。満足したらそこで成長は止まるの。常に医療は進歩してる。だから私たちも常に最新の知識を持たなきゃだめなのよ。』と言われたことは今でも忘れません。  



先生の言葉は自分の心を見透かしているみたいでした。




だけど、学生時代の僕はゲイである自分を受け入れることはできませんでした。



僕がゲイであることを受け入れたのはタカと出会ってカミングアウトすると決意した時だと思います。そのとき、自己否定していた自分と決別することができました。





自分は他人にはなれないし、自分以下にも以上にもなれません。自分は自分だからです。




はーたんは、ゲイとして生きる覚悟の裏には『自己否定との決別』がありました。





だから、今はゲイとしてプライドをもって生きてます。




自己否定することは、これ以上自分を傷つかないようにするための自己防衛の1つなのかなと今は考えるようになりました。
否定することは、受け入れるより簡単だと思います。しかし、否定することによって本質を見抜けなくなると感じました。






それでは



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