今日の本は、前田祐二さんの『メモの魔力』です。
前田さんはSHOWROOM株式会社の代表取締でもあり、先鋭な起業家です。
メモの魔力とは?
メモをすることが多いのって、新しい環境になったときだと思うんです。僕はそうです。
新しい職場になったとき、知らないことばかりでとにかく忘れないようメモを取っています。
でもだんだん慣れてくるとメモをする回数も減って、メモをみることもなく動いていくようになっちゃうんですよね。
前田さんは本作の中でメモの目的を大きく2つに分けています。
1つは外部記憶としてのメモ
もう1つは、創造するためのメモ
重要なのは後者で、前田さんは「知的生産」のためのメモと呼んでいました。
その知的生産のために必要な抽象化→転化の具体的な方法と姿勢について、この本で説かれています。
世の中を抽象化する
特に本書では抽象化の意義と価値が詳細に説明され、繰り返し抽象というワードがでてきます。
恥ずかしながら抽象と言われても最初はうまくイメージができなかったのですが、本書を読み終わる頃には抽象化の意味が理解できるようになりました。
繰り返し説明されてるので、自然と頭に入りました。
日常の中にあるあらゆる事象に疑問をもち、その物事の本質を言語化する、というのが本書で言われる抽象だと思います。
メモはただ物事の事実を記すのではなく、その本質を言語化して、さらに実用する行動レベルの言語化=転化することで知的創造ができる。
この抽象化のテクニックも本書では詳しく説明されています。
また、抽象化は『東大読書』とも共通するものを感じました。
著書の言いたいことを短文で要約するという行為も抽象化なのかなと思います。
自分を知ることの大切さ
最近活躍されてる人の発言で共通してることは、自分の好きなことをやるというとこです。
以前ご紹介した『モチベーション革命』でも没頭の価値が説明されていましたが、AIが発達し「人間ならでは」の仕事が減っていくなか、人間の最後の砦となる動機付けがこれからの世代は必須の能力となっていくことはほぼ間違いないと思います。
だからこそ自分の想いを知ることは重要です。
自己分析をする就活生など特に本書は向いているかもしれませんが、今働いている人や自分の将来へのビジョンが見出せない人にもオススメの良書です!
僕もメモを習慣化して、自己実現に向けて言語化して行動していきたいと思います!
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