こんばんは!タカです!




今日のオススメ本はこちら!



花まみれの淑女たち






『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の歌川たいじさん著の『花まみれの淑女たち』です




漫画はブログ時代から読ませていただいていたのですが、小説は初めてでワクワクしながら読ませていただきました(^^)


悩み、迷い、彷徨える人たちへ


あらすじ

リーマンショックの煽りで30代にしてリストラにあい、就職活動もうまくいかず味気ない日々を送る主人公由佳。そんな、希望のない単調な日々を打ち破ったのは強烈なキャラクターだが、逞しく生きるおばあさん達だった。おばあさん達の婆ヂカラに励まされながら力強く成長していく由佳の1年の物語。



面白くて一気に読んでしまいました。先が気になる面白味もあるのですが、おばあさん達の経験からくる人生訓のような言葉をもっと聞きたい!という面白さもありました。


小説読むときって、多かれ少なかれ何か答えやヒントを探しながらみんな読んでいると思うんです。だから、落ち込んでいるときや悩んでいるときに読んだ小説の何気ない一文が希望や新しい道を示してくれることが多い。『花まみれの淑女たち』はまさに、人生のヒントが詰まった一冊でした。


いくつか僕が心打たれた名言をご紹介します!



以下ネタバレを含みますので、ご注意を!


心の芯にそっと沁みこんでくる数々の言葉たち


神様はなんだって取り上げることができる。子どもから命を取り上げることだってある。でも、神さまは私から何を取り上げたのだろう。・・・・・・・神さまは、この命は手元に残してくれた。失ったものは返ってこないけれど。失わずにすんだものもあるはずだって。この手に残ったものをちゃんと見なければってね。

多くの男を魅了し与える女性、レナラがオレオレ詐欺で財産を失い打ちひしがれる老女に対し自身がホームレスになったときの経験を語った際の言葉。


何がないのではなく、何を自分が持っているか。他者と比較したとき、ないものばかり目がいきがちですが、ほんとに大事なのは、自分が何をもっていてそれをどう活かすか、なんですよね。アドラー心理学に通ずるものを感じました。



奪えるだけ奪い尽くし、ほかのものを席巻してしまうような生き物を、自然は絶対に許さないのですよ。そうして絶滅していった種は、数え切れないほどあるんです。

ゲームが終われば、ゲーム盤もコマもサイコロも、そしてお金も、ぜんぶ箱に還る。そのとき、あなたには何が残っているのでしょう。


植物学の元教授E.T(目が大きいので由佳からそう揶揄されている)が、オレオレ詐欺集団のリーダー緒方を諭すときの言葉。


この小説の中で特にE.Tの言葉には、僕自身もたくさん悟されたように思います。E.Tは人を植物に例え道を示してくれるのですが、僕もぜひ例えてほしいです(笑)


爺ヂカラも負けてない!


女性だけではありません、おじいちゃんの言葉も力強かったです!


由佳がアルバイトをすることになったカフェのマスター。頼りないけどどこかほっとけない愛らしいキャラで小説の中で一番すきな人かもしれません♪


人生には手に入るものと、入らないものがある。手に入っても、入らなくても、どちらにしても意味はあるのさ。結局、求める人の手には、意味のあるなにかが与えられるんだ。だから求めりゃいい。いくら無謀だとわかっていても、求めりゃいいんだよ。


ハッとさせられた言葉です。結果で自分の衝動を判断している自分、いつからかそれが当たり前になったけど、落胆しない代わりに得たものはなんなんだろう。そう思ってしまいました。


日本の未来は暗くない!


おばあさんたちのパワーに満ち溢れた物語ですが、希望に満ち溢れた本でもありました。


超高齢社会というと、まるでそれが死刑宣告かのような響きがどこかあると思うんです。と、いうより僕自身そう感じている節がありました。ですが、おばあちゃんたちの逞しく元気に生きる姿をみて、超高齢社会はマイナスなことではなくプラスなことではないかと思うようになりました。


誰にも期待されないと、人の力は萎んでしまいます。それは、若者も年寄も同じですね。


こういう仕事をしていると、高齢者に対してどうしてもどこか『支えてあげいる』という気がでてくる。頭ではわかっていても、きっと無理だろうとか、どうせ、とかそういった気持ちがあって期待することができなくなる。でも、それはその人の力を封じているだけではないだろうか。優しさにみせかけた親切だったのではいだろうか。


以前勤めていた施設で、いつも申し訳なさそうにしているおばあさんがいた。「気にしないでいいんですよ」と、言ったけれどおばあさんが求めていたのはそういう言葉じゃなかった。いくつになっても役割は必要だ。他人事のように思ってしまうけど、いつかは誰もがみんなおじいちゃん、おばあちゃんになる。


自分の足でしゃんと立つ、笑顔のおばあさん達が増えていってくれるといい。それは、若者達の希望につながっていくだろう。歳をとっても、けっこう楽しくやっていけると。この先、この国になにが起きても希望さえあればやっていけるのだと思う。


果たして僕は、いま希望をもって生きていると言えるだろうか。大それたことをしなくてもいい。自分たちが、堂々と希望をもって生きている。そんな姿を見せることが次世代への希望に繋がっていくんだと思いました。


どの世代も面白く読める本です!ぜひご一読してください(^^)



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花まみれの淑女たち
歌川 たいじ
KADOKAWA
2018-08-30